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2015.08.07新たな人生を送っていた時の事故

カテゴリ:特殊清掃師

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おはようございます。

今日の青森市内の朝は朝方に

強い雨が降りましたが今は落ち着いています。

皆様のお住いの地域はいかがでしょうか?

本日のブログは、記憶障害で新たな戸籍を

取得して新たな人生を歩んでいる女性に起きた

悲しい事故をご紹介します。

某街の不動産屋さんより一本の電話がはいりました。

管理物件の賃貸住宅に住む70代の独居女性が部屋にて

亡くなっていたのが発見された。

お部屋の原状回復作業をしてほしいので見積りを

出してほしいと言う依頼の電話でした。

後日、不動産屋さんの担当者と事故の有った

賃貸住宅の前で待ち合わせてお見積りを指せて頂きました。

担当者にお話をお聞きすると、身寄りが無くと言うよりも

亡くなられた独居女性は、記憶障害にて数年前に

新しい戸籍を取得して生活をしていたらしいと言う話です。

この担当者のお話では、最近不動産屋さんが変わり

管理始めたばかりで詳しい内容はよく分からない。

大家さんも遠方に住んでいて、亡くなられた方には

入居時に保証人もい無いと言うので部屋の原状回復費用は

大家さんが負担するのでと言う事でした。

ご近所の方のお話では、気さくなおばあちゃんで話し好きで

何時もにこにこしていて何時も声をかけていた。

まさか、こんな事になっていたとは思わなかったや

この賃貸住宅がある地域は、見守りが盛んな自治会らしく

地域の住民がこまめに見守りと安否確認活動を積極的に

している地域だともお聞きしました。

自治会の方達も残念な結果になり方を落としていた様子でした。

第一発見者様は不動産屋さんの担当者さんで、

この独居女性は、生活保護で生計を立てていて

毎月、家賃の振り込みが定期的にあるのに急に

家賃の振り込みが無い事に不審に思い訪問したが

留守であったため後日、再度訪問して悪臭にきずき

不審に思った為、警察に通報し事故が発覚したと言います。

警察の捜査でも戸籍が新しくなっている為に元の身寄りが

分からずこの独居女性は行政の無縁墓に

納骨されたと言います。

担当者より部屋のカギをお借りして入室すると

ヘビースモーカーだったようで白いクロス壁はたばこのヤニで

真っ黄色に染まり入居1~2年では無い事が分かりました。

亡くなられた女性が残したメモや日記の字を見ると

生前、ペン字を習ったのかすごくきれいな字を書く女性で

箪笥の中や押し入れの中、または冷蔵庫の中など、

どこを見ても整理整頓されきちっとしていて

元の記憶の有った女性は私が肌で感じた感覚では、

元は教育者では無かったかもしくは、

それに伴う事務系の職に就いていたので

はないかと何の根拠も有りませんが、

後日、記憶障害の女性が遺した遺品を整理をしながら

感じた私の勝手な想像です。

お見積りを大家さんに提出して大家さんより

正式なご依頼を頂きこの賃貸住宅の原状回復作業を2日間

頂き回復作業を指せて頂きました。

青森県内の田舎町でおきた都会でおきた事例の様な事故でした。

外出時でも自分の身元が分かるも物を常に肌身離さず

持ち歩き、万が一の時にも自身の身元が分かる様に

しておかなければならないと強く感じました。

遺された本当の肉親は、彼女が亡くなられた事すら

分からずにいまだに帰って来ることを願って待って

いるのだろと思うと切ない気持ちに何時もなります。

皆さんはどう感じますか?

 


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この記事の担当:花輪 隆俊

戦う特殊清掃士達のブログへようこそ!!
トータルプロデュース モコは青森県、岩手県、秋田県をはじめとする
東北6県において特殊清掃や遺品整理をおこなっています。
故人様やご依頼者様の心情を考えあえて悲惨な現場写真などは
ひかえつつ現代社会の闇と戦う特殊清掃士達の日々の業務を
ご紹介しています。
東北地方でも私共独自の消臭技術で孤独死などで住宅に染みついた
悪臭を完全消臭する技術で東北各地からご依頼を頂いています。
プライバシーを配慮し(故人様)日々の活動をブログで配信しています。
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