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2015.08.08旅行中での悲しい事故

カテゴリ:特殊清掃師

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おはようぼざいます。

今日の青森市内は、久しぶりの肌寒い

朝を向えていますが日中は、

暑い一日になりそうです。

皆様のお住いの地域はいかがでしょうか?

さて、皆様に生前整理の必要性を知って頂く為に

今週は、特殊清掃の現場での事例を報告していますが

少しは参考になっているでしょうか?

さて、今日のブログでご紹介する事例は

ここ数年、「おひとり様」と言う言葉がよにでて

「おひとり様」向けの旅行も世の中では

密かなブームと言います。

そんな中でおきた悲しい事故をご紹介いたします。

まだ、雪が降る寒い時期の頃の話になります。

この日は、台風なみの低気圧が近づき

猛吹雪で5mさきも満足に見えない悪天候でした。

事務所に一本の電話がはいりました。

電話の相手は、某ホテルの本社の総務課の部長と

名乗る男性からの電話であった。

この男性の話しだと宿泊しているお客様が客室にて

持病でお亡くなりになっていたのが発見された。

とても、ホテルの清掃スタッフでは清掃が艱難な為

特殊清掃をしてもらいたいと言う内容でした。

警察からはまだ客室の原状回復許可は

出ていないといいます。

私は、発見された日にちをお聞きするとまだ

3日しかたっていない事が分かり

早くても一週間前後、遅ければ二週間前後は

かかる事を伝え警察より入室許可がでないかぎり

今は何も出来ない事を伝えるとともに

特殊清掃はお受け出来る事を伝え

許可が下りたらご連絡を頂く事ににて

一旦お電話を切りました。

そのお電話から10日が過ぎたある日の午後でした。

あの、本社の男性からの電話が入りました。

今日の午前に警察より事件性が無い為

部屋の原状回復許可が出たと言います。

私は、通常より警察から許可が出るのが遅かったため

この男性に尋ねると、死後1週間で部屋は暖房を

付けっぱなしな為腐敗がひどかったらしく

目視で本人確認が出来なかったためDNA鑑定に

時間がかかった事と亡くなられた故人様は独身で

長期出張で当地に滞在されていたらしく

身内は、年老いたご両親が遠方から当地へ来るにも

困難だったのが重なり時間がかかったと言います。

後日、時間を決め亡くなられた身内であるご両親と

宿泊施設の担当者と待ち合わせお見積りと

打ち合わせによるお話をする事にしました。

当日、宿泊施設ロビーに行くと腰のまがった老夫婦が

椅子に座り一言も会話をする事もなくただうつむいて

いるのが目に入り印象的でした。

まず、担当者と挨拶するとあの腰のまがった

老夫婦の元に案内をさせられ宿泊施設の担当者と

ご両親とでお話をお聞きする事にしました。

亡くなられた故人様は、仕事は技術者で全国に長期出張が多く

この出張が原因で十数年前に離婚したと

お母さんよりお聞きしました。

宿泊施設の担当者の話しだと宿泊したのは2週間前だと言います。

長期の宿泊予約を故人様の会社より頂きその間に正月休みが重なるが

もどらず観光をしたいのでそのまま滞在をするのでと言う

事でしたので約一か月ほどの長期滞在の予約を頂いたと言います。

警察の担当者に事故の原因をお聞きすると冠動脈の破裂が

死因といわれました。

早速、事故のあった部屋のカギをお借りして現場の確認を

する事にしました。

部屋に入ると真冬のわりには暖房が付いているので腐敗臭も

ひどく腐敗臭以外にも悪臭がするので部屋を捜索すると

大量のカニのからがビニール袋に捨ててありました。

大晦日から正月は故人様は外出もせず部屋で過ごしていたのか

お弁当やカニが冷蔵庫の中にまだのこっていました。

故人様が亡くなられた場所はベットの上で大量の血液が

故人の人型の様に血液で遺されていました。

人型を見ると小太りで床や壁にも大量の

血液が付いていて、最初はトイレで吐血をした

形跡があります。

最後はベットで力つきたと言うことです。

推定死亡日時は1/4でこの死亡日が故人様の

誕生日だと言います。

宿泊施設と言う事も有りお客様の出入りもあるので

作業の時間帯など細かな点で施設側と打ち合わせを

指せて頂き作業を指せて頂き事にしました。

部屋の原状回復後、宗教家に依頼をしてお部屋の

供養もして頂き、施設側と親族側との和解も成立して

終了しました。

皆さんは今回の事故、どう感じましたか?

仕事やプライベートで宿泊施設に宿泊、この様な

ケースは誰にでもありうる事ではないでしょうか?

いつ、なんどき何があるかわからないですね。

みなさんでしたらどの様に対策しますか?

また、遺してきた家はどうされますか?

元気なうちから生前整理は必要とおもいませんか?

お盆もきますので家族が集まる絶好の機会と思います。

ご家族で話し合ってみませんか?








 


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この記事の担当:花輪 隆俊

戦う特殊清掃士達のブログへようこそ!!
トータルプロデュース モコは青森県、岩手県、秋田県をはじめとする
東北6県において特殊清掃や遺品整理をおこなっています。
故人様やご依頼者様の心情を考えあえて悲惨な現場写真などは
ひかえつつ現代社会の闇と戦う特殊清掃士達の日々の業務を
ご紹介しています。
東北地方でも私共独自の消臭技術で孤独死などで住宅に染みついた
悪臭を完全消臭する技術で東北各地からご依頼を頂いています。
プライバシーを配慮し(故人様)日々の活動をブログで配信しています。
また、お困り事はお気軽にご相談ください。

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