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2016.03.03「魔の1日とは」

カテゴリ:特殊清掃師

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おはようございます。

今朝の青森市内の朝の新たな積雪は
2cm前後の新たな雪が積もっています。
今も細かい雪が深々と降っています。

さて、昨日は早出の為、ブログを書く事が
ちょっと困難だった為急遽お休みを頂きました。

一昨日のブログで告知した「魔の1日」のお話を
本日のブログで書きたいと思います。

「魔の1日」とはおそらくウィキぺデュアで検索
しても私の言う魔の1日の意味が出てこないと
思います。

さて、この魔の1日とはどんなことを言うのか
これは特定の方だけに当てはまる事ではなく
おそらくほとんどの方にいずれ当てはまる
危険性があると私は思っています。

では、「魔の1日」とは・・・・

生活保護を受給されている方の家賃滞納が
切っ掛けで孤独死・孤立死が発見されるケースの
事を私は「魔の1日」と言うように読んでいます。

この魔の1日では、公的見守り枠から外れている
比較的若い世代でも、この生活保護受給者さん
であれば最低月に1回は安否確認の見守り枠に
当てはまります。

例えば、生保(生活保護費受給者)受給日は
1日なのですが、ほとんどの方がこの
1日~3日以内に家賃を不動産屋さんに
降り込んだり店舗まで持っていったり
するケースが多いようです。
中には通帳引き落としと言う場合もあるそうですが
私が孤独死された現場に訪れ発見の切っ掛けの
お話をお聞きすると大半がこの家賃の未納で
不動産担当者が数回訪問して応答が無く
警察に入室立ち合いを求め、入居者さんの
お部屋に入室してご遺体が発見されると言う
事故が非常に多いと言う事です。

この孤独死が発見される事を私は「魔の1日」と
読んでいます。

 

死因の多くは、心臓疾患や脳疾患です。
その次に多いのが多臓器疾患です。
この3つの疾患が大きな死因の特徴です。

もともと、生保を受給していたと言う事は
何らかの原因がもとで仕事が出来なくなり
生活が困窮して生保を受給するきっかけに
なったのではないのかと例えば持病の悪化で
仕事を続けるのが困難にになりや
高齢の為、職が無くなど理由は様々ですが
ここで魔の1日に当てはまるの方の
多くは持病や受給中に生活習慣の悪化により
病気にかかり自室にて倒れ助けを呼ぶことが
出来ず息を引き取る方です。

この様な最後をむかえた方のお部屋に入ると
全部ではありませんがかなりの確率で
部屋の中が薄汚れ乱雑になり家具の上には
降り積もった雪の様にホコリが積もり
よれよれの下着や服が部屋にかけられて
薄汚れたカーテンで薄暗くと言う
不衛生な環境の中で生活をしていると言う方が
ほとんどです。

冬の時期ですと少し発見が遅れても
ご遺体の腐敗は抑えられていますが
これからが問題の季節に入ります。

もう少し暖かくなると発見が遅れると
大変な事になるのは説明をしなくても
想像できると思います。

賃貸住宅で1番怖いのが家賃が
引き落としや自動振り込みされているケースです。

例えば、預金が沢山有り通帳にお金が
入っていて自動的に家賃やライフラインの
お金が引き落とされていると未納になら無い為
誰にも気づかれる事も無くご遺体が長期に
わたり発見されにくいケースです。

1番多いのがこの引き落としや
自動振り込みの入居者さんです。

この様なケースで、去年1年間で最も長期で
発見されなかった例が推定死後1年でした。
この魔の1日とは当てはまら無いケースでは
ありますが、この事例はいずれ私達の身に
降りかかる恐れが将来あると言う事を
心に止めて今から何らかの対策が必要なのだと
私は考えています。

みなさんも「魔の1日」の主人公になら無い様に
日頃から体調管理をしてご近所付き合いも怠らず
仲良く元気に過ごしてください。



 

是非ご覧ください^^


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この記事の担当:花輪 隆俊

戦う特殊清掃士達のブログへようこそ!!
トータルプロデュース モコは青森県、岩手県、秋田県をはじめとする
東北6県において特殊清掃や遺品整理をおこなっています。
故人様やご依頼者様の心情を考えあえて悲惨な現場写真などは
ひかえつつ現代社会の闇と戦う特殊清掃士達の日々の業務を
ご紹介しています。
東北地方でも私共独自の消臭技術で孤独死などで住宅に染みついた
悪臭を完全消臭する技術で東北各地からご依頼を頂いています。
プライバシーを配慮し(故人様)日々の活動をブログで配信しています。
また、お困り事はお気軽にご相談ください。

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