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2016.04.05特殊清掃作業での危険性とは?

カテゴリ:特殊清掃師

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おはようございます。

今朝の青森市内の空は少し雲が
多いものの所々に青空が見えています。
今週木曜日からはまた、天気が崩れる
予報です。
皆様のお住いの地域はいかがでしょうか?

さて、本日のブログのタイトルで
ドキッとされた方もいると思います。

特殊清掃作業の危険性?
危険な事があるの?と思っている方はもう
手遅れなのかもしれません!!

これは脅かしなどでは無いと言う事を
先に申し上げておきます。

では、特殊清掃作業が必要とされる場所から
少し考えて見たいと思います。

この作業が必要とされる場所はご存知の
方も多いとはおもいますが、例えば

誰にも看取られる事がなくお亡くなりになられた
ご遺体が自室などに長い時間放置され腐乱や腐敗し
ダメージを受けたお部屋や認知症や精神疾患が原因で
自室がごみに占拠されたお部屋(ごみ屋敷)や汚物で
占拠された汚物屋敷・多重飼育が原因の動物屋敷などの
通常の清掃では原状回復が困難な場所での清掃と
言うのが本来の特殊清掃だと私は考えています。

さて、ここ数年急激に「特殊清掃も承ります」
と言った様な業者が乱雑し始めていますが、
本当に知識や経験があるのでしょうか?

ま~ぁ、そんなことは今回は置いて置きましょう^^

この特殊清掃作業で本当に危険な事が何点かあります。
さ~あ、皆さんは本当の危険は何なのか分かりますか?

一番分かりやすいのが、入室している人(作業員など)の
命に危険が有ると言う事が1番なのです。
皆さんはご存じありましたか?

え~大げさだよ~と甘い考えの方はどうぞご自身の
思いのままに行動されてください^^

ではなぜ命に危険が付きまとうのかと言う事ですが
まず、作業する際に多くの特殊清掃作業員の
作業服の姿を思い浮かべてください。
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       ・
 

この様に、フルフェースマスクか
ただのマスクをして防護服を着て
手にはゴム手袋をはいて作業している
姿がよく見受けられます。

この様な姿で炎天下の真夏でも
極寒の真冬でもこの様な服装で
作業をしています。

もう経験者であればお分かりですね。
防護服を着てマスク(ガス・防塵)をして
作業していますと4月のこの時期でも2時間が
限界だと私は考えます。

防護服の中の体温が上昇しマスクにて呼吸が
制限され酸素不足になり長時間の作業が
困難になると言う事だけでは無く
真冬でも休憩や塩分・水分補給を小まめに
取らないと熱中症になる危険性が非常に高いと
言う事が証明されています。

1時間作業して15分の水分・塩分補給の休憩を
入れながら作業をしても体調を壊したスタッフも
実際にいました。
即病院に連れて行くと熱中症になりかけではないかと
医師に告げられたと言う事例も聞きます。

また、なぜ防護服を着て呼吸が妨げられるマスクまで
して作業をしなければなら無いのか?
と言う事が知識としてご存知なのだろうか?

皆さんは分かりますか^^

作業服が汚れると困るから・・・
腐敗臭で臭くて作業できないから・・・・

そうですね。
この様に想像される方が多いでしょうね^^

では、なぜこの様な服装で作業をしなければ
ならないのでしょうか。

故人が生前に感染症を患っていたとしたら
どんな対策が必要でしょうか
医療従事者の方ならもうお分かりですよね。

特殊清掃でもっとも怖いのが感染症です。
特殊清掃では、体液や血液など体内から
流れ出た体液を掃除すると言う作業があります。

この時にもし飛沫感染してしまったらと言う
危険性があります。
また、指の先にささくれがありそこから
感染する危険性もあります。

作業員には感染しませんが自宅に帰り
免疫力が低下していた子供に感染した
(感染性下痢)と言う事例が多数報告が有ります。

また肝炎などもウイルス性感染を引き起こすとも
言われています。
近年大流行の兆しがあるのが結核です。

この結核菌は空気中に約1週間は浮遊しながら
生きていられると言います。
もし、結核を患っていた人が突然死して
亡くなられてから短期間のうちにその
部屋に入室しなければならないとしたら
感染するリスクが非常に高いと言わざるえません。

もし、市販のマスクや防塵マスクと言った
簡単なものであればマスクのしている
意味がありません。

この事一つとってみても特殊清掃作業と言うのは
命に危険が有る職業だとはおもいませんか?

感染のリスクで思いもよら無い落とし穴があります。
これも医療従事者のみなさんなら勉強されたと思いますが
ゴム手袋をぬぐ時の脱ぎ方です。
この脱ぎ方一つで感染のリスクが高まります。

私共も防護服のき方から脱ぎ方や使用済みの
防護服や消耗品の処分保管の仕方など様々な
チェックと処分の仕方を長年にわたり研究し
今に至っています。

害虫が大発生していた場合の殺虫剤の
散布方法からはじまり殺虫剤の効果的な
方法などなど現場にて試行錯誤しながら
現場に教えていただいた事が多いです。

それと特殊清掃でもう一つ怖いことがあります。
さ~あなんでしょうか?

それは賃貸住宅であれば風評被害です。
同じ建物(アパートやマンション)で
孤独死や自殺死が発生すると気持ち悪がり
入居者が退去してしまうと言う事が度々
発生してしまうと言います。

作業時にエントランスや共同廊下などに
家財の撤去のため搬出中に悪臭が充満して
他の入室者に不審に思われ原因が知られて
退去すると言う事例が協会より報告を受けています。

いかに部屋から悪臭を出さない様に気を使い
悪臭が逃げない様に対策をしてから室外に
出すと言った対策を講じるかで解決ができます。

また、ものものしい格好で作業しているので
近隣住宅の人には、害虫が大発生しているので
害虫駆除作業をしています。^^
などの配慮も必要です。

賃貸住宅のオーナーさんや不動産管理会社さんも
被害者なのです。
少しでも風評被害を小さく抑える努力をするのも
特殊清掃作業の仕事の一つだとも私は考えます。

汚れた部屋の掃除をするのが特殊清掃と思われがち
ではありますが、私が言うのも何なのですが
この仕事は、本当に奥が深く誰にでも出来る仕事では
ないと思っています。

選ばれた者が日々切磋琢磨して技術を磨き
継続できる者が携わる仕事ではないでしょうか。

今回もブログが長くなりました^^
あ~疲れた^^
これから現場に行きます!!

 


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この記事の担当:花輪 隆俊

戦う特殊清掃士達のブログへようこそ!!
トータルプロデュース モコは青森県、岩手県、秋田県をはじめとする
東北6県において特殊清掃や遺品整理をおこなっています。
故人様やご依頼者様の心情を考えあえて悲惨な現場写真などは
ひかえつつ現代社会の闇と戦う特殊清掃士達の日々の業務を
ご紹介しています。
東北地方でも私共独自の消臭技術で孤独死などで住宅に染みついた
悪臭を完全消臭する技術で東北各地からご依頼を頂いています。
プライバシーを配慮し(故人様)日々の活動をブログで配信しています。
また、お困り事はお気軽にご相談ください。

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