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2016.04.19孤立死、届かぬSOS 行政相談の姉弟、遺体で発見
カテゴリ:特殊清掃師
今朝の青森市内の朝は、昨日の夜からの
嵐もおさまっていますが今にも雨が降りそうな
そんな朝を向えています
皆様のお住いの地域はいかがでしょうか?
さて、非常にショッキングなニュースを紹介します。
このニュースは今年の1月に配信されたニュースです。
まずはニュースの全文をご覧ください。
孤立死、届かぬSOS 行政相談の姉弟、遺体で発見
京都新聞2016年1月21日
生活困窮者自立支援制度の窓口になっている京都市地域福祉課。
就労や住居などの課題について総合的な支援を目指している(京都市中京区)
全国各地で、行政の適切な支援を受けられず、
親族や近隣住民に気付かれないまま孤立死したとみられるケースが出ている。
京都市右京区でも昨年、民家で40代の男女2人の遺体が見つかった。
生前の2人の足跡をたどると、高齢者にとどまらない孤立の現状と、
早期発見で福祉支援につなげることの難しさが浮かぶ。
滞納されていた水道料金の徴収に訪れた市職員が異臭に気付いた。
酷暑だった昨年8月6日夕。2階のベッドで姉=当時(48)=が、
床で弟=同(46)=がパジャマ姿で死亡していた。
右京署によると、司法解剖したが死亡時期は不明。
屋内に食料はなく、餓死の可能性もあるが、
死因も特定できなかったという。
近くの住民によると、2人は仲が良く、
姉は薬局で働いていたことがあり、弟は地域の自治会役員を務めていた。
近所の男性(65)は「真面目な努力家」と振り返るが、
住民たちは「最後に姿を見たのは半年ほど前」と口をそろえた。
2人が最初に右京区保護課を訪れたのは2012年6月。
生活保護について尋ね、職員は姉の生命保険解約を提案し、
就労の支援制度を紹介した。翌年4月、
姉は右京保健センターで就労や医療面の相談をした。
センターでは、通院歴を踏まえ、精神保健福祉相談員が対応したが、
緊急性がある事案との特記を残さず、
具体的な支援や経過観察につながらなかった。
木村和史健康づくり推進課長は「
衣服の汚れなど変わった様子や生活困窮の訴えはなかった。
2人暮らしでもあり、生死に関わる状況と察することができなかった」
と話す。
最後に2人が区保護課に姿を見せたのは昨年1月。
保険解約金が底をつき始めた、と生活保護の申請を打診した。
課によると、当時の2人の収入は弟のアルバイト賃金と
障害厚生年金で月計約16万円。生活保護給付基準の収入額
(1世帯12万8千円)を上回り、担当者は「収入が減れば相談を」と
呼び掛け、手続きなどを説明した。ただ、
保護課とセンターの間で情報は共有されなかった。
生活保護制度に詳しい花園大の吉永純教授は
「行政は税や水道料金の滞納など、生活の危機が感じられる情報を
把握しているが、担当課の枠を超えた情報共有ができていない。
住民との連携を含めた支援策の構築が急務だ」と指摘する。
と報道されました。
ここまで読まれてどう感じましたか?
貧困に陥るのは本人の努力の無さと言い切ってしまい
終わるのでしょうか?
先日もNHKスペシャルでも放送された「老人漂流社会」も
反響を呼びシリーズ化されて放送されました。
“老後破産”の実態が、独居高齢者だけでなく、
親子が共倒れする事態にも広がっていることを伝えてきています。
放送では、日本の屋台骨を支えてきた「団塊世代」にも、
そのリスクが忍び寄っていることを警告し「団塊世代」は、
1947~51年生まれの戦後世代で、およそ1千万人に上る。
終身雇用制で、比較的余裕があると思われてきた世代だが、
実はバブル崩壊に直面し、所得や退職金は減少。
自ら高齢者となったが、長寿化で親の介護負担が重くのしかかっている。
その上、就職氷河期に直面した団塊ジュニアは、不安定就労な割合が高く、
自立できずに同居している未婚者だけで300万人に上る。
年金だけで、親の介護や、子の支援がままならず、
貯蓄を切り崩して生活している世帯が多く、
民間シンクタンクの分析によれば、年金だけで暮らす団塊世代の預金残高は、
年間90万円ほど目減りし続けている。
さらに今回、団塊世代が多く居住している首都圏の団地でアンケート調査を
行ったところ、団塊世代の半数以上が「生活のために働いている」と
答えていることも分かった。
団塊世代が直面している老後破産のリスクを密着ルポとデータ分析で
構造的に明らかにし、「団塊世代」の
老後破産をどうくい止められるのか、
有識者の提言も交えて問題提起していくそうです。
一部の視聴者の中には、NHKはこの様な問題の問題提起ばかりで
解決方法を示さないと言う意見も出ているのも事実です。
ただ、この問題解決方法は、国がリーダーシップを発揮し
色んな面からの支援をしていかないとダメだと私は思います。
行政側も保護申請時の対応も申請させない様な対応を
心がける前に、保護申請があったら現場に足を運び
本当に保護が必要な環境に陥る危険性の有無を
慎重に調査する必要がこれから求められると思います。
この破産や貧困はその境遇になってみないと
分から無いつらさや苦しみがあると思います。
なってからでは遅いのです。
これも他人ごとではすまされないと私は思います。
皆さんはどう感じましたか?
孤独死や孤立死などや自殺死や殺人現場等で
お部屋の片付け(原状回復)のご用命は
ぜひ、私共モコにご指名ください。
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