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2016.08.16あっけない別れ

カテゴリ:日々の出来事

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おはようございます。

今朝の青森市内の朝は雨が降っています。
久しぶりの雨です。

天も悲しんでいるのでしょうね。
さて、今日のブログでは本当に悲しい
お知らせをしなくてはなりません。
おそらく青森県の福祉の業界では大きな
人を失ったと言っても過言ではありません。

その彼が、昨日8月15日午前10時半頃に
地元の海で事故にあい命を落としてしまいました。

昨日は、私は8月の空き家管理サービスの仕事で
ご依頼を頂いている空き家の中で1番遠方の
物件の見回り業務の為早朝から事務所を出て
1件目の空き家へと向かっていました。

あっとその前に、ご先祖様のお墓参りも住ませてから
出発いたしました^^

さすが、お盆休み中の移動と言う事もあり車も多く
また、無謀運転をしているドライバーも目立ち
気持ちを引き締めゆとりを持った運転を心がけ
変な車は早目に回避しながらと思い走らせていました。

一件目に到着してここの空き家は、室内の空気の入れ替えや
水回りの排水溝の水の補充等々の作業と各種点検をしました。
空気の入れ替え作業が1時間と言う時間で作業が気持ち早く
終わった為、何気なく携帯を取り出しfacebookページを
開くと我が友が私の投稿ページに「いいね」をしてくれていました。

すぐさま友人にメールで来月の飲み会の日取りの確認と住職と
日取りの打ち合わせを頼みまた、今日の夜は灯篭流しに行くよと
だけメールで伝え私は仕事に戻りました。

この時の時刻が午前9時34分でした。

何時もなら折り返しすぐ返事が来るのですが
この日は祭りと言う事も有り祭りの仕事にかりだされ
忙しくしているのだろうな~とのんきに構えていました。

県南地域の見回りを終え今度は岩手県の県境の見回り作業へ
秋田県県北の見回りも終え秋田県から今度は青森県津軽地域へ
向かう途中に私の携帯が鳴りました。

助手席には妻が乗っているので妻が私の代わりに
電話に出てもらうと様子がいつもと違う

え!!
ん?
なに?
なんで?
え!!!と大きな声で電話の相手と話していました。

妻が今運転中で話せないからちょっと待ってと
電話の相手に言い私に〇〇寺の住職からなんだけど
〇〇さんさっき亡くなったんだって!!

ん?意味が最初分からなくインターをたまたま
下りるところだからすぐかけなおすと伝えてと
妻に頼み電話を切りました。

インターを下り料金所のゲートをくぐりパーキングに
車を止めてすぐ住職に電話をかけると住職も慌てた
様子で声も震えて私に友人がなぜ亡くなったいきさつを
話てくれました。

彼は某街で社会福祉士として高齢福祉の仕事をしていました。
自分の事は後回しで何時も相手の事を1番に考え
相手を尊重して物事を判断、行動する男でした。

物腰が柔らかく誰にでもわけ隔てなく付き合い
職場でも中間管理職で部下にも慕われている
頼もしい行政マンでした。

彼との出会いは某団体様からのセミナーの依頼の
打ち合わせで初めて知り合ったと言うのが最初の出会いでした。

私が1部で講演をして2部で彼と私と数名の方が
パネリストとして意見を交わすと言う事になり
仕事の合いまに彼と電話でやり取りをしたりして
少しづつ仲良くなっていったと言うのが
彼との出会いでした。

彼が仕事で問題が発生すると私に電話をしてきて
ごみ屋敷の問題や汚物屋敷での問題など様々な問題点の
打開策を話し合ったりしてお互いの考え方に共感して
中を深めていきました。

そんな頃です。
私共で自然葬を手掛ける事になった時も
彼に話すと、これからの時代自然葬は必要だよ
うちの町でも放置された墓があり町としても
これから対策が必要だと珍しく強く熱く語っていた
彼が印象的でした。

そんな彼にメールで釣り船をしている漁師さんの
知り合いいない?
と、メールすると彼から即効返事が帰って来て
今は「のどぐろ」狙いの方が多いみたい
なに狙いか分かったら詳細ください。
紹介する船が違うので連絡待ってます^^

な~んて勘違いしたメールを送ってよこす
ちょっとおっちょこちょいな面のある彼です。

私が遊びじゃなくこの間話した海洋散骨に協力してくれる
船を探しているんだけど^^と返信すると

お恥ずかしい~仕事ですよね^^
漁協の知り合いに話したら2~3人協力してくれる
漁師さんがいると早速連絡が入りました。

後日、漁師さんに合う段取りまでつけてくれ
花輪のためなら何でも協力するから!
私の考えに賛同してくれ沢山の応援や協力してくれました。

また、樹木葬をしてくれる条件の合うお寺さんが無いかな~と
ボソッと言うと、条件て?

樹木葬でも散骨したいんだ、だから、周りに住宅地が無く
敷地が広いお寺さんがベストなんだけどそんなお寺さんなくってと

彼がまた・・・・・・・ん
待ってと

携帯を取り出し
私の親友に住職が2人いるんだけど
ちょっと電話してみるね。

すぐ電話してくれ説明をしたら
話を詳しく聞きたい前向きに考えたいと
言う返事をもらい翌日、彼と一緒に住職に
会いに行きました。

そんな私の親友は、青森県の自然葬の父ではないかと

樹木葬は弘前のお寺様が1番最初に手掛けてはいますが
樹木葬の散骨はここ弘法寺さんが青森県初なのです。

しかも、オリジナルの風石葬と言うオリジナルの
自然葬も出来ました。

彼がいなければ、夕日を見ながらの海洋散骨も
樹木葬の散骨や風石葬の散骨も実現する事はありませんでした。

一生、恩を返しても足りないくらいの大きな大きな
恩を頂いてまだ、何にも返していないのに、

8月15日の午前9時43分に彼にメールで
9月3日のホテルの予約取れたから宿は心配いら無い
後、飲み屋さんの予約はこっちでやって置くから
住職と2人でうまく打ち合わせして来てとメールして
数十分後、彼は地元の大好きな海で亡くなりました。

ご遺体はまだ警察に安置されています。
昨日は、警察医さんが不在と言う事でした。

今日は警察医の方はいるのかな~
早く家に帰してやりたいと心から願っています。

42歳と言う若さで
なにやってんだ~!!

お疲れ様。本当にありがとう!!
俺はまだそっちには行かないが
20~30年後には行くからそれまで
そっちの世界で福祉でがんばれよ。
俺がそっちに行ったらまたあおうな!
仲良くしてくれよ。

じゃあな、元気でな。





 

親友とはじめて仕事した時の写真です。
妻と何やら話しています。

俺にはこんな写真しか持ってなかった~


 


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この記事の担当:花輪 隆俊

戦う特殊清掃士達のブログへようこそ!!
トータルプロデュース モコは青森県、岩手県、秋田県をはじめとする
東北6県において特殊清掃や遺品整理をおこなっています。
故人様やご依頼者様の心情を考えあえて悲惨な現場写真などは
ひかえつつ現代社会の闇と戦う特殊清掃士達の日々の業務を
ご紹介しています。
東北地方でも私共独自の消臭技術で孤独死などで住宅に染みついた
悪臭を完全消臭する技術で東北各地からご依頼を頂いています。
プライバシーを配慮し(故人様)日々の活動をブログで配信しています。
また、お困り事はお気軽にご相談ください。

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