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2016.12.31平成28年を振り返り

カテゴリ:日々の出来事

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おはようございます。

今朝の青森市の朝の積雪は4cmです。
ここ数日、雪が降る予報ではありますが
積雪量はほとんどなく過ごしやすいのですが
あまりにも雪が少なく拍子抜けしています。

さて、2016年も今日で終わります。
365日まえ、このブログで新年のご挨拶を
させて頂いたのがほんの数日前の様な気がします。

本当に月日が経つのが早いですね~。
さて、本日は、今年1年間を振り返って
見たいと思います。

毎年ながら今年も悲惨な事故現場が多かった
特に認知症が原因でのごみ屋敷とセルフネグレクトの
汚物部屋・屋敷(汚物=排泄物)や精神疾患での
ごみ屋敷・部屋です。

生きている以上、誰にも避けて通ることが出来ない
特にこのストレス社会においては他人事ではすまされない
現実ではないでしょうか?

アパートの部屋のドアを開けると玄関土間には高さ
70cm程までに積み上げられた排泄物の部屋
玄関先から汚物の処理からはじまる事故物件が
あったり、ユニットバスの湯船半分近くが
糞尿がためられ、さながら部屋全体やユニットバス
が浄化槽状態であったりと、年々現場の状況が
エスカレートしてきている様に思われます。
それに伴って原状回復作業も困難な現場も増えて
きています。

孤独死や孤立死に陥ってしまう方の多くは
初めから貧困に陥ってしまっている方はではありません。
孤独死や孤立死に陥ってしまっている方の多くは
ごく普通の生活を送っていた方や、社会で言えば
勝ち組やエリート組だった人がちょっとしたボタンの
掛け違いから段々と歯車がくるい孤立や孤独に
陥り最後には誰にも看取られる事なくこの世を
たった一人で息を引き取って旅立たれています。

この様な方達の部屋を見ると荒れ放題に荒れています。
部屋に入って何時も思う事は、よくこの荒れた部屋で
生きていたな~と言うのが私の感想です。

また、今年は悲惨な自死(自殺死)も多かった年でもあります。
日常の様に繰り返されるリストカットで床や壁には
点々と数え切れないほどの血痕が残され最後は
リストカットでは死にきれなくガスで自らの命を絶った
方をはじめ、県内では有名な大きな橋から飛び降りて
自らの命を絶った方や先立たれた連れ合いの元へ
行くために首の動脈を自ら刃物で切り命を絶った方など
国や県などの統計では、自死の件数も少なくなったと
公表されてはいますが、まだまだ悲惨な状況には変わりません。

今年は、マスコミでも取り上げ県内外でも大きな反響が
ありましたが、子ども達の自死も目立った年でもあります。
手首や腹をナイフや包丁で切り自殺する子ども達が
後をたたないのが現実です。

親が周りの大人がと責任転換をしている場合ではない。
将来を背負って行く子ども達の行く末がとても気に
なる年でもありました。

今年も悲しく悲惨な現場が沢山ご依頼頂きました。

特に気になったのが、孤独死や孤立死で見受けられたのが
突然死です。

それもほとんどが血管の病気です。
動脈瘤や動脈剥離や動脈硬化などが原因です。
ほとんどの方が突然血管の病気の発作をおこし
その場で倒れお亡くなりになられています。

発作をおこされた場所の多くが就寝中に急な
発作に襲われそのままお亡くなりになられていた
方が一番多いです。

その次がトイレに向かう又はトイレの中あるいは
トイレの後に倒れお亡くなりになれれていた方です。

そして、トイレの中でお亡くなりになられていた方と
お風呂場でなくなられていた方と続きます。

一見、トイレや風呂場と聞くとヒートショックが
原因なのかとも思いますが寒い時期の寒暖の差で
と言う事ではなく暖かい時期の事なのでヒートショックと
いう事は考えにくいと思われます。

また、発見される理由の多くが賃貸料の未納が原因で
発見されています。
10件中、6件は何らかの理由で生活保護を受給されている方が
孤独死や孤立死に陥っているのが現状です。
性別にすると男性が多く7割近くが男性です。
残り3割近くが女性なのですが、その少ない女性の多くが
65歳以下の方達でした。

男性の孤独死に陥ったかたの多くの年齢を見てみると
圧倒的に多いのが50代後半の無職の方で次が60代前半の
男性でした。
高齢者の孤独死や孤立死もありますがほんの数えるほどで
70代以上の方の孤独死や孤立死は公的見守りに見守られて
いる為、早めに発見されています。

また、これからの課題は働き盛りの年代の孤独死や
孤立死の早期発見が重要になってくると思います。
なぜ、早く発見され無ければならないのか
それは
風評被害が問題で一人身の方や高齢者に賃貸住宅の貸し渋りが
この先、益々増えると予想されるからです。
また、一度この様な事故が発生してしまうと発生した部屋は
もちろんの事、賃貸住宅全体が空き室になり経営が破たん
しかねないと言う問題があるからです。

また、地域でも同じ事が言えると考えています。
頻繁に孤独死や自死が発生する地域ですと治安も
悪化すると同時に評判も下がります。

評判の悪い地域にだれもすき好んで移り住む人はいないと
思います。
売地や売り家だけが増えて土地の価格にも少なからず
悪影響を及ぼすとも限りません。
あなたが住む地域でこの様な事故が多ければあなたの大切な
財産の価値までもが下がる原因の一つになる可能性もあるかも
しれないと言う事です。

私が当ブログやセミナーなどでよく言うのが他人ごとでは
ありませんよとよく言うのはここまでの被害がおおよぶ危険性が
あるからです。

さて、皆さんのお住いの地域はどうですか?
この先、益々自死をはじめ孤独死や孤立死などの事故死が
増えると私は予想しています。
少なくとも後20年はです。

それに伴い、認知症でのごみ・汚物・部屋や屋敷も今以上に
増えます。
それに加え、精神疾患の方も益々増えます。
これからの20年は本当の意味で、この国の国民は激動を
味わうのかもしれませんね。

人と人との本当の絆や家族との繋がり血縁との本来の
心の関わりや繋がりが私達現代に住む日本人には
必要なのではないでしょうか?

2016年も多くの故人様の天国へのお引越しのお手伝いを
させていただきました。
沢山の方からありがとうを頂きました。
本当に感謝いたします。

私も年をとってきて最近感じる事は、沢山のありがとうを
言える人は沢山のありがとうと言われる人になる。
沢山の人に感謝を言える人には、沢山の感謝と言われる
人になる。

私の原点は、私が生まれて来る時、私が泣き
みながほほ笑んだ
私が死ぬ時、みなが泣き 私がほほ笑む
そんな人生を送りたい。

ご愛読者のみな様へ

さて、明日のブログは2017年最初のブログです。
この拙い誤字脱字の多いブログを読んでいただき
誠に感謝します。
本当にありがとうございます。
毎朝、限られた時間に追われて書くブログがもう何年も
皆様の応援してくれる事で続いています。
これからも少しでも皆様のお役に立てればと思い
ブログを書き続けて参ります。
どうか、これからも当ブログを読んでください。
それでは2016年の最後のブログを終わります。

それではよいお年をおむかえください。



 


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この記事の担当:花輪 隆俊

戦う特殊清掃士達のブログへようこそ!!
トータルプロデュース モコは青森県、岩手県、秋田県をはじめとする
東北6県において特殊清掃や遺品整理をおこなっています。
故人様やご依頼者様の心情を考えあえて悲惨な現場写真などは
ひかえつつ現代社会の闇と戦う特殊清掃士達の日々の業務を
ご紹介しています。
東北地方でも私共独自の消臭技術で孤独死などで住宅に染みついた
悪臭を完全消臭する技術で東北各地からご依頼を頂いています。
プライバシーを配慮し(故人様)日々の活動をブログで配信しています。
また、お困り事はお気軽にご相談ください。

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