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2017.01.22疎遠が広がる現代社会
カテゴリ:遺品整理師
おはようございます。
今朝の青森市の朝の積雪は0cmです。
雪が降る気配がありません。
今年は一体どうなってしまったのでしょうか?
冬の期間は例年ですと早朝4時には家を出て
帰って来るのが夜の7時過ぎや8時と言うのが
当たり前の事でしたが・・・・・
さて、今日のブログは、疎遠が広がる現代社会と言う
テーマで書いてみたいと思います。
疎遠とは
遠ざかって関係が薄いこと。音信や訪問が久しく途絶えていること。
辞書で調べるとこう書いてありました。
この「疎遠」と言うキーワードが私達の職業では切っても切れない
関係になっているような気がします。
テーマには現代社会と書きましたが、辞書で言う
「遠ざかって関係が薄いこと」や「音信や訪問が久しく
途絶えていること」と書かれていますがけして
この様な行為は、高齢者にかぎった事ではなのではないでしょうか?
私達の年代40~50代の年代の方でも疎遠状態になりつつある
方達も沢山いるのではないでしょうか?
私が何時も言っていることですが孤独死や孤立死に陥りやすい年代は、
40歳~64歳の方が要注意とセミナーなどで話させて頂いています。
この年代になるとなかなか親戚付き合いも遠のく傾向にあります。
なぜかと言うと、仕事を持たれている方であれば、丁度この年代は
中間管理職で責任があるポストで働いています。
中々、親類の行事に参加する事もままならないと言う方も
少なく無いのではないでしょうか?
そこで代役に連れ合いが参加されると言う事も
ちょくちょく目にしますし耳にもします。
ブログをご覧頂いている皆様方の中にもこの様な経験を
された方もいるのではないでしょうか?
これを書いている私でもこの様な経験は何回もあります。
この様なことから親戚と疎遠になり地域の住人からも
疎遠になりいつの頃から周りに気軽に話せる人が
気が付くといなくなっています。
連れ合いが元気でいるうちはまだそれでもよいでしょうが
病気や不慮の事故で連れ合いにさきだたれたり、
離婚されたりした場合に孤立の危険性急激にますのです。
なので、孤独死や孤立死に陥る危険性が高いのが
男性になると言う事も要因の一つなのです。
一人暮らしになり食生活も乱れ、病気を発症して
思うように働けなくなり生活保護を受け生活していると
言う方の孤独死事例が後を絶たないのではないでしょうか?
また、数日前の地元紙にも自死(自殺)
数が前年度より9人減ったと言う記事がのっていましたが、
年間約280人もの人がまだ自らの命を絶っているのが現状です。
では、一体この疎遠状態とは何年間音信不通になると
疎遠状態といえるのでしょう?
色々調べてみましたが期間は示されている物が
見つけられなかった。
私なりに考えた結果とネットなどに悩み相談コーナー
などから判断をしてみると個人差はあるものの
3年~がどうやら音信不通になるような気がします。
また疎遠状態となると5年以上からで10年を過ぎると
あかの他人状態まで縁遠いと思う方が少なくない
様なきがします。
いま、なぜ、こんな事を書いているのかと言うと
ここ数年、疎遠状態で身内からも身柄拒否される
ご遺体の数が非常に多いからです。
身柄を拒否された故人様のお部屋を片付ける機会も
多くなり家財の仕分けをしているとよく目に着くのが
幸せだった頃の写真などです。
私の住む青森市の近郊の町や村に住み家族もいて
職もあり裕福な生活をされていた方や裕福ではないが
家族と共に幸せに暮らしていた人が人生において
つまずき一気に家族も失い、体調を壊し職も失いと
言う人がこの世の中には沢山いると言う現実を
沢山見てきているからです。
2017年に入りあと9日で1月も終わろうとしていますが
疎遠状態でお亡くなりになられた故人様が残された
お部屋の家財の処分作業のご依頼がびっしりと埋まって
います。
9日間で3件の特殊清掃と遺品整理です。
高齢化社会・少子化社会・多死社会とまで言われています。
私達がこれから行きつく場所は一体どんな場所なのでしょうか?
至る所で自死や誰にも看取られることも無く亡くなられた
孤独死が相次ぎ発見され日常茶飯事の事で、もう、だれも
おどろかなくなり日常のほんの些細な出来事になって
しまうような気がして怖い。
こんな恐ろしい社会にならない為にも私達一人一人が
身内や地域や社会と疎遠にならないようにちょっとした
努力が必要なのではないでしょうか?
さ~て、今朝のブログはこれくらいにして終わります。
今週からはじまる現場の段取りをしたいと思います。
それでは皆様、また明日、当ブログでお会いいたしましょう^^