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2017.03.24モコが考える生前整理のススメ

カテゴリ:生前整理

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おはようございます。

今朝の青森市の朝の24時間の降雪量は10cmです。
ここ最近の天気のお蔭で雪も大夫解けてきましたが
朝おきて見てビックリ、一面真っ白^^
雪が積もっています。
なごり雪もここまでだらだら降られるとなごりおしくないですね^^


さて、今日のテーマは「生前整理のススメ」を少し
書きたいなと思います。

私がセミナーや講義の講師として頼まれお話をするさいに
必ず生前整理とはをお話しています。

皆さんにここで質問します。
生前整理」とは簡単に説明してください。と
申し上げると説明できますか?

ほとんどの方が、生きているうちに身の周りの財産や
家財などを・・・・・・・

この様な類の説明をする人が多いのではないでしょうか?
つまり死ぬための準備と言うことになります。

私のススメる「生前整理」とは死ぬための準備ではありません。
生前整理」とはこれから先、生きて行くために安心・安全に
住み慣れた家や地域で最後まで暮らすための準備なのです。と
毎回、講義やセミナー等で講師を依頼された時に話しています。

では、なぜ、「生前整理」は死ぬための準備ではなく
この先、安心安全に暮らして行くための準備なのかを
少しずつひも解いて書いて行きたいと思います。



 

上の写真をご覧ください。

泥棒に入られた後の写真ではありません。
実際に生前整理のお見積もり依頼を頂いて
住宅内に入りお見積りをいている時に撮った写真です。

8畳和室の寝室の写真ですが、身内の方がひっかきまわして
家の中がごちゃごちゃしたわけではありません。
この家に住む60代後半の女性が一人で住んでいて
片付けられなくなりこのままでは危険だと判断した
地域包括担当者や訪問医療担当者や法定後見人さんが
相談して身寄りが無い為、施設に入所させようという事になり
私共にご依頼を頂いてお見積もりをした際の写真です。

この家に住む女性は、ご夫婦で当初はこの家に住んでいましたが
ご夫婦には子供がなく老後は夫婦寄り添いながら生活をされていたと
ご近所の方からお聞きしました。

数年前にご主人を亡くされてから奥さんがあまり外に外出する事も
無くなりひきこもる事が多くなったと言います。
それに伴い庭も荒れ放題になり次第にご近所とも付き合いが
薄れて行ったそうです。

外出がなくなると同時に通販などでの買い物が多くなってきたのだなと
室内を見て感じました。

家中、至る所に物・物・物で足の踏み場もないほどの物が溢れかえり
ちょっと歩くだけでも困難な状況です。
年をとり足腰が弱っている方にすればおそらくトイレに立つだけでも
一苦労なくらいの物の量です。

これが、多くの住宅に言えることだと私は思います。
私が、この仕事をする前は営業の仕事をしていました。
一般住宅に訪問して商品を説明して気にいってもらったお客様に
商品を購入してもらう仕事をしてまいりました。
その際に何千・何万件のお宅に入室させて頂きましたが
その大多数が足の踏み場に困るほど、ガチャガチャな家を
訪問してきました。

これは青森県だけに限ったことではありません。
私は日本全国転勤させていただきましたので東京だろうが
大阪だろうが福岡だろうがガチャガチャな足の踏み場に困る
家は沢山見て参りました。

よくこんな家で生活しているな~と内心、感心して見ています。
さて、この足の踏み場もない部屋で生活する事がどれ位
危険な事なのか皆さんはご存知でしょうか?

私は大げさな事を書いているのではありません。
では実際になぜ部屋がガチャガチャだと危険なのか
一つのデータをご紹介いたしましよう。

 

上のデータをご覧くださいと言っても小さくて
見えにくいでしょうね^^

このデータは総務省が正式に発表している
平成27年度の全国救急出動要請件数の一部です。

私の住んでいる青森県を例にとってみました。
青森県のH27年度1年間の救急要請出動回数は年間で
240.694件出動しました。
これは青森県内で1日で654件救急出動要請があり出動している
計算になります。
この救急出動要請件数を細かく見て行くと色々な事が
よ~く分かるのです。
おそらく生前整理や特殊清掃などのお話でこの救急要請件数を
注目してお話をする方はそんなに多くないのではないでしょうか?
もしかすると私だけかもしれません。

この救急出動要請件数で色んな事が分かってきます。
では、みなさんに質問します。
ただ、読んでるだけではつまらないでしょうからね。^^

救急出動要請件数の中で最も要請件数が多いのはなんでしょうか?
ちょっと考えて見て下さいね。

色んな所でお話をしてこの項目を質問しますが一発で答えた方は
非常に少ないのです。
とても簡単なのですがね。

救急要請で最も多い理由は、「急病」です。
この急病で救急要請件数は30.451件です。
おそらく日本全国どこでも1番の理由は同じだと思いますよ。
調べたわけではありませんがね。^^

では、次に多いのは一体なんでしょう?
とお聞きすると多くの方が「交通事故」と答える方が多いです。
交通事故で救急車が来ているのをよく見かけますもんね。
残念ですがはずれです。
ちなみに交通事故での要請件数は第3位3.343件です。

では、第2位は「一般負傷」です。
要請件数は5.744件と第2位で多いのです。

ん?
一般負傷?
聞きなれない言葉ですよね。

この一般負傷と言うのは、救急車要請の理由それ以外での
負傷の事をいうのですが、例をあげるとすればご自宅や
敷地内や倉庫や車庫・小屋などで転倒もしくはけがをして
救急車要請をすると言う事です。

この一般負傷が毎年5.000件以上私の住む青森県では
救急要請出動されているのです。

この件数を見てもいかに住宅内が乱雑になっているかが
お分かりいただけると思います。

年々、この転倒事故でお亡くなりになられ救急要請を
してくれる方がそばにいなくて孤独死される方が
増えてきているのが事実です。

先月1ヶ月だけでも私共に特殊清掃での依頼が2件
階段におかれた物につまづき転落事故死が発生しています。

階段や玄関の上り口からコンクリート土間に頭を打ち
亡くなられた方などです。

生前整理のススメの第1部はここまでにしておきます。
この次は、第2部で書きたいと思います。

明日もお楽しみに^^
へばの~^^


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この記事の担当:花輪 隆俊

戦う特殊清掃士達のブログへようこそ!!
トータルプロデュース モコは青森県、岩手県、秋田県をはじめとする
東北6県において特殊清掃や遺品整理をおこなっています。
故人様やご依頼者様の心情を考えあえて悲惨な現場写真などは
ひかえつつ現代社会の闇と戦う特殊清掃士達の日々の業務を
ご紹介しています。
東北地方でも私共独自の消臭技術で孤独死などで住宅に染みついた
悪臭を完全消臭する技術で東北各地からご依頼を頂いています。
プライバシーを配慮し(故人様)日々の活動をブログで配信しています。
また、お困り事はお気軽にご相談ください。

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