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2017.05.12死後推定3か月の特殊清掃作業の日
カテゴリ:特殊清掃師
おはようございます^^
今朝の青森市の朝の空模様は
ど~んよりと雲っています。
予報によると曇り時々雨の予報です。
さて、昨日の午前中は、弘前営業所の
現場作業スタッフの面接がありまして
朝から内勤をしていました。
今回の応募者さんは、年齢が65歳と言うかたで
初めは応募依頼が入ったと聞いた時には年齢を聞いて
大丈夫?
結構ハードな仕事だから大丈夫かな~?と
心配していましたが来社されその心配もいりませんでした。
65歳のお年のわりには見た目も若いし力強い感じの
男性でした。
聞くと去年の11月までは福島で除染作業を作業員として
仕事をしていたので体力には自信はある。
と、力強く話されていました。
なぜ、遺品整理業を選ばれたのか?と
私は彼に尋ねると他の会社に頼んだ事を正直に話され
実は、別な会社に父の弟が亡くなった時に
遺品整理を依頼してこんな仕事が今あるのか~と
思っていたと言います。
その事が心に残っていてハローワークの求人を見ていて
私共が目に止まったと言っていました。
次に除染作業員はなぜ辞めたのか?
と言う質問には、線量のわりかし低い地域の除染作業は
ほぼ終了したといいます。
今現在残っている除染が終わっていない場所は
最も放射線量の高い地域だけが残っているらしく
これからはもっとも高い線量の地域の除染作業に
入るらしいのですが身の危険を感じ辞めたと言います。
辞めてこちらに帰って来て年金と除染作業で貯めた
貯金で贅沢をしなければ生活は何とかできるのですが
今、施設に入っている父親現在64歳になるそうですが
その父親の施設にお金が少しかかると言う事と
94歳になっても元気に毎日前向きに生きている姿を見て
毎日、ゴロゴロ過ごしている自分が情けない
まだまだ働けるのにと言う事で面接を希望されたとも
聞きました。
面接の合否は来週末です。
どうなりますか?
お楽しみに^^
その後、午後からは某街で発見された死後推定1か月後の
孤独死現場のお見積り依頼を一昨日頂いていましたので
昨日行って参りました。
ご依頼者様は故人様のお兄様と言う事でした。
故人は若い時離婚され子供もいましたが別れた
奥さんの元に行き今は行方知れずと言う事です。
入室し思った事は、食事はほぼインスタント食品
飲み物は清涼飲料床には空容器や空のビニール袋が
大量に散乱していてさながらごみ部屋状態でした。
ガスは契約されていなかったのかカセットコンロで
料理をされていたみたいです。
家財道具の大物というと洗濯機と冷蔵庫に自転車だけで
衣類などは4個の小さなダンボール箱にくしゃくしゃに
丸められ入れられていました。
6畳の畳の部屋にはせんべい布団がしかれていて
その煎布団の上でお亡くなりになられていたと
いいます。
一通り現場を確認し退室して営業車に戻り即
正式なお見積書を二通作成しました。
一通はハウスクリーニング無しの見積りと
もう一通はハウスクリーニング有りの見積り書です。
ご依頼者様に両方を手渡し簡単に説明をさせて頂き
ハウスクリーニング有の方のご依頼を頂きました。
来週初めより2日間かけ原状回復をさせて頂き事に
決まりました。
さ~て、本日は推定死後3か月後の孤独死された
方のお部屋の原状回復作業の日です。
ご依頼者様や不動産管理会社様も元通りになるか
大変心配されていました。
一刻も早く安心して頂ける様に頑張ってきたいと
思います^^
それではみな様へ~ば~な~^^