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2017.05.16推定死後1ヶ月の孤独死された方が住むお部屋の特殊清掃 最終日編
カテゴリ:特殊清掃師
おはようございます。
今朝の青森市の朝の空模様はど~んよりと雲っています。
昨夜は大きな音の雷が鳴り響いていました。
今の所雨は止んでいるようです。
さて、昨日は死後推定1ヶ月後に発見された方が
住んでいたお部屋の原状回復作業の初日でした。
家財道具はほとんど持っていない方だったようで
家財の仕分け作業にはさほど時間がかからなかったです。
ただ、ごみが多いというのが印象深かったです。
私も沢山の孤独死された方の部屋を見てきて原状回復を
してきましたが、この部屋に住んでいた住人はもしかして
精神疾患を患い気味?
と思いながら片付けをしていました。
と、言うのもある一点の行動に固執しもしかしたら
(保続)だったのかな~と思いながら片付けていました。
また、初期のセルフネグレクトに陥っていたのかな?
と、言う印象も強い部屋でもありました。
ただ、一つ言えるのがごみを捨てる場所が一部屋の場所で
決まっていたのも精神疾患を患っていたのかな?
思わせる状況の一つでもありました。
死因は内臓出血でお亡くなりになられたと聞きましたが
部屋にはスナック菓子の空袋が沢山ありお菓子と
青森らしいのですがりんごジュースの空瓶が大量に
置かれていました。
故人様はりんごジュースが大好きだったのでしょうネ。
また、衣類を収納するタンスやプラスチックケースと言った
収納ケースすらなくこの故人様の衣類の収納ケースが4個の
小さなダンボール箱でした。
上の写真が実際にお部屋にあった段ボール箱です。
収納ケース代わりに使っていたのでしょうね。
これを見た時は切ない人生だな~と思いました。
また、ある映画のエンディングシーンを思いだした
その映画というのは、「おくりびと」です。
60年近く生きてきた男性の所持品がバック2個分だけと
主人公が話していたのを思い出し、ん~まさに同じだな~と
こんな人生を送ってはダメだと人の降りみて実感した
現場でもありましたよ。
ご遺族様からお聞きしましたが、故人様には別れた連れ合いが
いてその間には娘さんがいたと言うのですがその娘さんも
行方知れずらしいのです。
ず~っと昔に別れた父親の死を知らずにいた方が
この娘さんにとっては幸せなのか?不幸せなのか?
私にはわからないですが、ただ、亡き父親のこの部屋は
見ないでいた方が幸せの様な気がします。
さ~あ、気持ちを切り替えて本日最終日です。
昨日は家財やごみを全撤去して1回目の消臭作業を終了しました。
ほぼ、消臭完了しましたが万が一と言う事もあるので
今日全室の清掃が終わったら再度念のために消臭作業をもう一回
して推定死後1ヶ月後に発見された方が住むお部屋の特殊清掃作業
(原状回復作業)が終了致します。
最終日安全作業で頑張りたいと思います。
それではへ~ば~な~^^