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2017.06.13独居男性の孤独死での特殊清掃 初日
カテゴリ:特殊清掃師
おはようございます。
今朝の青森市の朝の空模様は
ど~んよりと雲っています。
今にも雨が降りそうなそんな感じの朝ですが
天気予報では曇り時々晴れです。
さて、昨日は60代前半の独居男性の孤独死された
お部屋の特殊清掃作業の初日でした。
1人暮らしのわりには家財の量も多くありましたが
予定通り仕分け作業と搬出作業も終了しました。
問題は、pタイルジュータンがボンドで貼り付けられた
ジュータンの下地がどの位ダメージがあるのかが
心配でした。
あ!pタイルジュータンってご存知ですか?
オフィスなどでよく見かけますが^^
オフィスや廊下などに良く敷かれている
正方形のジュータンの事です。
通常はボンドなどでは接着されてはいないのですが
アパートの一室と言う事ではがれにくくする為
ボンドで接着されているのでしょうね。
ジュータンをはがすのに体液や尿が染みこみ
ジュータン自体がもろくなっているのか
はがそうと引っ張るとジュータンが切れるのです。
ジュータンが切れるなんてことはめったにない事
ですよね。
それくらい体液と大量の尿がしみ込み傷んでいる
のでしょうね。
切れないようにpタイルジュータンをはがし終え
今度は問題の下地板の洗浄消臭作業です。
専用の消臭除除菌剤で体液と尿がたっぷりとしみ込んだ
下地板を洗いすすぐ作業を数回繰り返すと下地板に
しみ込んだ腐敗臭はほぼ消臭されたのだが、
今度は強烈なアンモニア臭が復活してきた。
むせかえる様なオシッコの臭いです。
このん度は、下地板や敷居に染みこんでいたアンモニアが
復活したのです。
あ~!!消臭不可能か?
下地板と敷居を切断しないと消臭が不可能か?と
一瞬、あきらめかけたのですがもう一度別な方法で
アンモニアの消臭分解をこころみました^^
するとやっぱ、科学の力と言うのは凄い^^
あっという間に表面は分解消臭されました。
でも、奥の奥まで染みこんでいるアンモニア(尿)は
分解されないので時間が経つとまたほんのりと
アンモニア臭が漂うのでこの分解消臭を数回おこなうと
床板の下地板や敷居に染みこんだアンモニア臭も気にならない
位まで消臭分解されました。
先月のアンモニア臭がしみ込んだお宅とほぼ同じ作業なのですが
やはり加工された床板と加工されていない床板の違いなのでしょうか?
私も何が違うのかが全く今の所分かっていません。
諦めず、床板や敷居を切断しなくて良かったと思います。
問題は今日問題の部屋に行ってアンモニア臭が復活してなければ
作業は間違っていなかったと言う事になります。
復活していたら床の下地板と敷居を臭いのひどい所だけでも
切断しないとだめです。
そうなるとリフォーム費用がかかりご依頼者様にも
大きなご負担が増えるので何とかご負担を軽減してあげたい。
アンモニア臭が復活しない事を願うばかりです。
さ~あ、今日は最終日です。
残りのハウスクリーニングと消臭作業に今日はこのお部屋の
夕方から供養祭を執り行います。
大家さんも入居者さん達や店舗の方達もこれで一安心では
ないでしょうか?
私共モコでは、風評被害を防ぐ為にも、孤独死や自殺死などの
お部屋でお亡くなりになられた場合には、別途有料にはなりますが
お部屋の供養祭を執り行っています。
お部屋の供養祭とは、実際に祭壇を設け僧侶様にお部屋に来てもらい
お経をあげて頂き故人を成仏してもらうと言う儀式です。
お部屋の供養をする事により風評被害を少しでも防ぐ
意味合いもありますが、新たな入居者様や現在入居されている方達の
メンタルケアにもなると考えています。
私共モコでは、設立当時よりお部屋の供養祭をお勧めしています。
さ~ぁ、ラスト気合入れ頑張ってきます^^
それではみな様有意義な一日をお過ごしください^^
へばな~^^