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2018.02.13熱中症と凍死

カテゴリ:花輪智歌子のブログ

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今朝の東奥日報 社会面に載っていた記事ですが・・・

熱中症の危険性は私も経験済なのでよく知っていますが

低体温症による死亡の方が1.5倍にも上っている事は

全く知らなかったです。

しかも、凍死っていうのは

冬山で遭難した方がなるものだという、低レベルな認知度でした。

 
モコが初めて特殊清掃のお仕事をさせて頂いたのは

凍死された方のお部屋でした。

そのお部屋はまるでご自分の死が間もなく来る事を

覚悟していたようなお部屋でした。

灯油の入っていないポリタンク

しばらく使っていないであろうよごれたファンヒーター

これをせんべい布団と言わずして、何をせんべい布団というのだろうと

いう位の敷布団とタオルケットのような掛け布団

まさに今日の記事のようでした。
2010年以降はほぼ毎年1000人以上の方々が犠牲になっているそうです。

大半が高齢者だという事です。

室内で低体温症に陥っていて孤立や貧困が背景にあるとの事

この理由は熱中症と同じだと感じます。

熱中症の場合も、暑さを感じにくくなっていて

夏の暑い日でもエアコンや扇風機もつけない、

更に窓も開けていない場合もあるという事です。

自分の体温が高くなっていても気がつきにくい

高温も低温も命の危険にさらされている事に気がつきにくい

問題ですね。

まして、独居の場合では万一の場合助けを呼ぶことがままならない

これもまた熱中症と同じ状況です。

さらに興味深い文言が

「高血圧・糖尿病・精神疾患」の病歴があるという事

特殊清掃の現場に行くと、かなりの確率で

高血圧の薬、糖尿病の薬、精神疾患の薬があります。

通院していた病院の診察券や薬の袋が雑然と置かれています。
 
助かった方は、ご近所の方がたまたま訪問したとか

「たまたま」

この偶然が命を繋いだというのが現実です。

高齢者全員がヘルパーさんなどを利用しているわけではない

たとえヘルパーさんと契約をしていても

24時間365日ずっといるわけではないので

訪問者がいない空白の時間があります。

「魔の空白の時間」と感じます。

魔の空白の時間が出来る限り少なくなる方法としては

やはり見守り、ご近所付き合い、人とのかかわりではないかと

感じます。

では、なぜ人とのかかわりが少なくなってしまったのでしょう?

見守りが出来ない事が問題なのではなく

関わりを拒絶若しくは関わらなくなってしまった背景を

論じなければならないのではないかと思います。

これは、結論の出ない命題だとも思います。

もちろん、プライバシーも大切です。

土足で踏み込んでしまっては本末転倒ですから・・・

その、塩梅ところがなかなか難しいところですね。
熱中症にしても凍死にしても、ほんのちょっとしたところで

命が繋がるか否かが決まります。

いずれにしても、悲しい最期になる方がお一人でも

少なくなる事を願ってやみません。

あ・・・・・・・

独身の頃、北海道のニセコにスキー遠征で行った時に

左耳が凍傷になった経験がありました。

そういえば気がつかなかったですねー

お昼にロッジのトイレに入って鏡をみて

左の耳たぶからダラーっと何かが垂れていて

「ん?」と思って引っ張ってみたら

耳たぶの皮がはがれて垂れていました。

そうなんですよね、気がつかないっていうのは怖いですよね。

考えてみると、いろんな経験をしてますね。

でも、命にかかわる経験とかはしたくないものです。


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この記事の担当:花輪 智歌子

特定遺品整理士・特殊清掃士としての責務・品格をしっかり全うしていきたいと思っています。
仕事には妥協は許されないと考えています。
自然葬アドバイザー・身上監護アドバイザー・少額短期保険募集人の資格も取得しております。

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