<<いま、何がおきているか>> 2014年4月17日
テーマ ~孤立死について知ろう~
青森民医連の皆さんと『青森県内での孤独死や孤立死での事例』について勉強会をおこないました。下記はその勉強会後に参加された方々にご記入いただいたアンケートの結果です。今日の企画はいかがでしたか?
6名出席中 6名が大満足理由
- 具体的に「孤立死」「ごみ屋敷」の住人一人一人の話がきけて良かった。
- 孤立死=高齢者だと思っていたので、とても驚きました。新しい発見ができて良かったです。
- 孤立死というものの青森県における現状を知る事ができたから良かった特に高齢者よりも65歳以下の方が多い事を知って驚いた地域で孤立しているわけでもないのに、亡くなってしまう現実にショックを受けた。
- 孤立死のイメージがガラッと変わりました。自分の情けなさが浮き彫りになりました。
孤立死について印象に残った事、「ナルホド」と思った事、疑問に思った事
- 高齢者よりも、若者の方が注意対象から外れて発見が遅れやすい
- 働いているようなセルフネグレクトの場合には周りの人は気付かないものなのか?
- ガスの業者さんが孤立死に気がつきやすい
- ずっと孤立死・孤独死は高齢者に多いと思っていたが、7:3の割合を聞いて本当に驚きました。女の人が陥り易い。若い人でも陥る。わかる気がしました。自分の身の回りは綺麗にして時間が無いから家事を後回しにしてしまう・・・本当に納得しました。
- 65歳以下は見回り無し&新聞無し(介護保険料払えない・元気でサービス嫌がる)
- 見守り:プロパンガスの交換・ライフラインの停止のタイミングでチェックしておく普段の業務で「あれ?」と思ったら通報・気負わないでやれる
- これからの事を考え家族と向き合ってみたいと思った。親族の生きた証を、証明出来たらいいと思う。大切な人と幸せな時間を共有できる良い機会だと思う。家族だけでなく地域へ県へ国へ世界へと広げられる医者になりたい
- 誰も死にたいと思って生きている人はいないという言葉が印象に残っています。働き盛りの人が孤立死する事が多い事にも驚きました。
- 医師には出来ない「気づき」や「サポート」があって、それをフォローしている方々がいるというのがわかりました。
トータルプロデュース モコへのメッセージ・質問など・・・
- 医学生への期待をひしひしと感じました。この機会を生かしたいと思います。
- お話しを聞く事が出来て良かったです。孤立死はとても悲しい事だと思いました。これから医師になる中で孤立死を減らす為に出来る事を探していきたいです。
- まずは本当に感謝したいです。医者を目指し、地域医療をしたいと口だけで自分の家族とですらどう関わっていいのか、わからなくて不安でした。まずは、家族を肯定してあげたいです。ありがとうございました。頑張ります。
- 貴重なお話しをありがとうございました。自分で想像していた以上の現状にびっくりしました。様々なアプローチが必要になる問題なのだと思いました。
- 貴重なお話しをありがとうございました。貧困によってそれが死に繋がる。自分は親から援助を受けて裕福に暮らしているので、そんな当たり前の苦しみを知らないでいました。医師を目指す者として恥ずかしい事です。今日の話を忘れずに、色んな事・沢山の事を知って勉強したいです。
医学生様達の勉強会中のメモ
- 7:3で7割が働き盛りの若者が利用する
- 家族と住んでいても起こりうる
- 地域から孤立していなくても、孤立死はある
- 心が病んでしまっている
- 10代からセルフネグレクトになる事も良くある
- 故人の感染症には注意をしないと感染してしまう。
- なかなかわからない事は多い
- 大学生などでも起こりうる
- きっかけは親しい人との別れ、他社との関係、些細な変化
- 新聞を取らない人が増えた事で発見が遅れる
- ゴミ袋が沢山でてくる→なんとかしなきゃいけないという気持ちはある。
- 天井から「蛆」が落ちてきて初めてわかる。
- 問題は65歳以下の人、公的に守られていない。
- 生きているうちから、頭皮が溶け落ちた
- 市の職員も何回も訪問していた
- 自分の生きてきた時間を見つめる→生前整理 着々と増えてきている
- endingnote(エンディングノート)
- ゴミ屋敷には、掛け布団が無い
- 特殊清掃時には感染症に注意、防護服を着てガスマスクは呼吸が妨げられるので早く除菌・消臭して軽装で作業できるようにする
- 認知症は拒否が多いけれど、肯定的に扱う→まずは物はとっておく
- 遺品整理後、空家になった後の管理(雪下しとか・・・空家は2m位積もる)
- さりげない見守り~ストレスのない気遣い
- 昔は家族がやっていた→環境問題→今の時代に必要とされる仕事
- 3:7 高齢者:働き盛り(10代~)←大都市との違い 女性が多い
- 生活習慣病(糖尿病) 薬では解決しない
- 生前整理は「死ぬ準備ではなく、”自分が生きた証を振り返る第一歩”
- 孤立死・孤独死の定義はない