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2016.03.13今、なぜ地域一帯の「見守りが必要なのか」

カテゴリ:見守り活動

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おはようございます。

本日の青森市内の朝の新たな積雪は
0cmです。
昨日の雪もほとんど溶けて消えました。

天気予報によると今日から少しづつ
天気も回復し暖かくなる予報です。
来週には最高気温も15度近くまで
上がる日もありそうです。

ようやくこの雪国青森にも
春の足音が大きく響き渡りそうです。
皆様のお住いの地域はいかがでしょうか?

さて、暖かくなるにつれ私共には悲惨な過酷な
現場の依頼が少しづつ増えてくるのがこの
春がやって来て暖かくなってくる春からです。
今年も悲惨な現場の依頼が
入ると予想されます。

毎年、暖かくなると弊社に依頼が入る
SOSは、真冬に自室にてお亡くなりになられ
寒い時期はご遺体も氷つき腐敗も抑え
られているのですが暖かくなると
ご遺体も一気に解けだし腐敗が進み
臭いで発見されるケースが増えます。

また、セルフネグレクトによるごみ屋敷や
認知症が原因でのごみ屋敷や汚物屋敷など
真冬の場合には、害虫も発生しにくいし
臭いもおさえられている為、気付きにくいのですが
暖かくなるにつれ臭いも強くなり害虫も
大量に発生しだして臭いで発見されます。

この様な事故は、昔からあったのですが
特にここ数年、依頼を受ける現場を目にすると
状況がひどくなっていると思います。

昔は、向こう三軒両隣と言う精神がどこの地域にも
あったのですが、今では少なくなって来た
地域も見られます。

困った時は、お互いさま、遠くの親戚より
近くの他人と言った言葉も今や死語に
近い様な気がします。

では、なぜ、今、地域の見守りが必要なのでしょう?
私達の住む青森県で少し考えて見たいと思います。

全国的に少子化や高齢化や人口減少問題など
今や日本そのものが存続の危機にと言う方もいます。

では、私達の住む青森県ではどうでしょうか?
少子化も進み、高齢化も進んでいます。

少し古い資料ですが、2016年で発表された数字には
青森県の高齢化率は、29・0%です。
例えば東京都では、「団塊の世代」 が高齢期を迎える
平成27年には、都民の4人に1人が高齢者となる
超高齢社会の到来が見込まれると予想されました。

この東京都の同じ年代の高齢化率を見ると22・5%です。
働き世代の比較的若い世代の人も多く住んでいる東京ですら
高齢化率が上がり危機感をもって対策を進めているようです。

では、私達青森県ではどうでしょうか

私達の住む青森もあの手この手を使い人口の流失を
少しでも食い止めようとしていますが
今の所、効果を上げる対策までは出来てい無い様に
思えます。

では、なぜ、人口流失の歯止めが効かないのでしょう?
私の周りを見て見ると、若者の多くが進学の為や
就職の為に青森を離れると言う若者が多く
見られます。

また、逆に進学の為、本県に来られる若者も
数多く私は出合いますがこれもまた卒業後には
故郷へ帰ると言う若者や就職の為に
他県に行かれる若者も少なくないと感じます。

また、長年青森で働いてはいたが会社が倒産や
リストラまたは自主退社にて条件の良い会社へ
移る為に他県へ職を求め移り住む人も少なくないと
実感します。

こうして青森に残されるのが親の世代の方々です。
青森県ではこの様に社会減少が原因の人口減少が
多い様に見られます。

青森に残る多くが働き盛り世代と言っても
年齢が高くなりつつあるのも事実ではないかと
おもいます。

地域をみても若者の姿よりも高齢者の姿の方を
いつの間にか見る機会が多いです。
外で遊ぶ子供達の姿も最近では見受ける事が
少なくなって来ています。

行政の発信しているメールマガジンを見ていても
身元不明者情報の多くが65歳以上高齢者です。
身元不明の情報欄には、認知症の有無が記載され
多い日には、1日に2~3件の高齢者の行方不明
情報が出されます。

内容を見ると、多くが散歩などの外出して
そのまま帰宅しなくなった。
などの情報です。

多くは、当日に発見されていますが、翌日や
数日たってから発見されるケースもちょくちょく
あります。

また、次に多いのが特殊詐欺の被害です。
特殊詐欺の被害の多くは、50代後半から
70代の方達が狙われています。

内容を見ると人間の欲を上手くつついた
犯罪のものが多い様な気がします。
中には、身内に成りすましお金をだまし
とろうとする事件もあります。

また最近、特に目立つのが子供を狙う
不審者です。
最近では、毎日の様に女子中学生や
女子高生に対して付きまとう事件や
声がけの事件が多発しています。

私達の住む青森は昔と違い治安がものすごく
悪化をしているのも事実ではないでしょうか?

こんな時代だからこそ、地域住人の人達が
力を合わせてさり気ない見守り活動が必要なのです。

けして、皆さんに強制して活動に参加して下さいと
言う話ではないのです。

町内会単位でまず、地域の治安について
話し合ってください。
見守活動とは、けして孤独死や孤立死の発見だけに
あるものではありません。

地域の治安維持や防災活動にも役立つ活動なのです。
また、今、見守り活動を地域に根付かせた活動が
出来ればいずれ貴方も見守られる側になります。

今、必要と感じない人達もいずれ必要と感じる時が
訪れます。
私も若い時からこの様な考えを持っていたわけでは
ありませんでした。

年を重ね、色々な経験をさせて頂き今の自分が
あると思っています。
地域に根付いた「見守り活動」を継続して
行って欲しいと思います。

きっと、この先、見守り活動が盛んな地域と
そうでない地域との差が目に見えて分かると
思います。
この差が私達の住む地域の評価にも大きな
影響が現れると私は確信しています。

地域の評価が下がってから慌てて活動しても
もう手遅れなのです。

 


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この記事の担当:花輪 隆俊

戦う特殊清掃士達のブログへようこそ!!
トータルプロデュース モコは青森県、岩手県、秋田県をはじめとする
東北6県において特殊清掃や遺品整理をおこなっています。
故人様やご依頼者様の心情を考えあえて悲惨な現場写真などは
ひかえつつ現代社会の闇と戦う特殊清掃士達の日々の業務を
ご紹介しています。
東北地方でも私共独自の消臭技術で孤独死などで住宅に染みついた
悪臭を完全消臭する技術で東北各地からご依頼を頂いています。
プライバシーを配慮し(故人様)日々の活動をブログで配信しています。
また、お困り事はお気軽にご相談ください。

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