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2016.07.27ごみ屋敷住人との原状回復作業終了
カテゴリ:ごみ屋敷
おはようございます。
今朝の青森市内の朝は雨が降っています。
久しぶりの雨の様な気がします。
植物にとっては恵みの雨ではないでしょうか?
今日から4日間はぐずついた天気になりそうです。
青森の梅雨明けは7月30日以降の様です。
さて、一昨日から始まったごみ屋敷に住む
大家族の住宅の清掃作業も無事昨日で終了しました。
ごみ撤去した部屋が、仏間、6畳間、居間、台所
2階の6畳間、玄関土間を綺麗にごみを撤去する
事ができました。
作業中に役場担当者さんが来られてなにやら
ごみ屋敷住人と話し込んでいました。
話の内容がどうやら開かずの間の清掃を
嫁さんに説得していたようでした。
あ、そうそう、開かずの間をまだ説明していませんでしたね。
この開かずの間と言うのは、仏間と台所の間にある部屋で
ここの若夫婦と子供達が寝ている部屋のことです。
ここの住人は、お爺ちゃんとお婆ちゃん
若夫婦に子供達6人の計10人家族です。
実は、この家にはお風呂が壊れ今はなく
トイレも仮設トイレが外にありと言った
築40~60年前後のふる~い住宅です。
壁には断熱材も入って無く、ネズミが壁の
べニアをかじった穴があちこちにあり
外がその穴から丸見えのそんな粗末な住宅です。
私がはじめにこのごみ屋敷の住人とお会いす事が
できたのがこの住人が住む地域の役所の保健士さんが
偶然にも私共のHPやブログを見て頂きごみ屋敷の
住人の件を相談されたと言うのが切っ掛けです。
この開かずの間の清掃を頑なに拒んでいたのが
若奥さんでした。
今回も、お爺ちゃんやお婆ちゃんに旦那さんは
自分達の寝室の清掃をするのは賛成したと
保健士の担当者さんが私に話してくれたけど
問題はお母さん(嫁)が寝室の清掃を反対していて
どうにもこうにもならず困り果て担当者さんが
私が作業している外にきて何とかしてくれないかと・・・
居間に全員集めて私が主導で寝室の汚い部屋の片付けを
賛成する人はと一人一人聞いたら爺ちゃんや婆ちゃん
そして息子(若旦那)さんはそれぞれ賛成しました。
お母さん(嫁)が少ししぶっていてもじもじしていたので
どうした~と私が声かけるとうつむき
私がこれだけ家の中綺麗になったのに
寝ている部屋だけがまだブタ小屋のままで
今日も寝るんだか?
あした汚い部屋で寝ても疲れも取れないし
体にも良くないからさ~片付けるべ!!と言うと
お母さんも観念したのかうんとうなずき心変わり
する前にスタッフ全員で開かずの間の襖を開けると
ひざ下までびっしりのごみや服などで埋め尽くされて
いました。
最初は、これはいるものなどちまちまやっていたのですが
最初は真っ白な枕も黒飴のようになった色の枕も
今使っているから捨てないなどわけのわから無い事
言い出したのでいい!汚いからすてろ^^と
使う物の山から私が勝手に捨て始めました。
最終的にこの寝室6畳間にあった衣類や布団など
処分した数およそ45ℓのごみ袋150袋
捨てずに残したもの子供達の教科書やノートなど
数点のみで後はぜ~んぶ捨てました。
このごみに占拠された6畳間に親子8人が
寝ていたと言うのだから驚きです。
今回は、外構(外回り)のごみの撤去までは
予算が足りず出来ませんでしたがちょこちょこ
訪問して自分達で掃除するように指導していきたいと
おもいます。
ここの住宅には今現在風呂が無いのとトイレが
仮説の為、急遽風呂場の工事とトイレ工事が
入る事になります。
このごみ屋敷清掃とお風呂とトイレ工事をしないと
児童福祉施設に強制的に入所させられている
子供達が帰ってこないと言う事情があります。
早くまた家族そろって仲良く暮らせる日が
くればいいな~と思います。
さ~ぁ、次の現場は某街で起きた
推定死後半年の孤独死現場の原状回復作業の
段取りが今日から始まります。
合掌